佐渡ピース・キャンプ 第9回


隔ての壁を取り壊す(エフェソ2:14)


2016年8月29日(月)~9月2日(金)

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 傷ついているのは誰か、誰が何を必要としているのか、その必要を満たす責任をだれが担うのか、――今回の佐渡ピース・キャンプは、「修復的司法」と呼ばれている考え方に学びながら、「被害者」「加害者」だけではなく、そこに関わるみんなの命が、生き生きと回復していく道を探ります。

 聖書の中心的メッセージは和解ですが、佐渡ピース・キャンプは共に学び、共に遊び、共に暮らし、共に聖書を読みながら、神様が世界に与えようとしている和解の出来事に仕える練習をします。
 対立・紛争に接するとき、私たちはどちらが正しいのかと考えがちです。そして「不正」なことをしている側が何らかの罰を受けるのは当然とする世界の中で暮らしています。
 私たちが「あたりまえ」「当然」としている世界とは違う世界を、夏の佐渡が島で一緒に探検してみませんか?


講師 長田誠司さん

リストラティブ・サークルズ ジャパン 代表
つながりテクノロジー研究所 所長係
自身の日常生活にあった困難の最中の2009年にNVC(非暴力コミュニケーション)に出会い、手探りの実践でも関係性が大きく改善したことに感銘を受ける。その後、米国などで非暴力の在り方や修復的司法を学び、対立や関係性についての理解を体験的に深める。











○定員:20名(全期間参加できる方)
○日時:8月29日(月)から9月2日(金)
○集合:8月29日午前8時30分、新潟港佐渡汽船乗り場 
○解散:9月2日午後6時35分、新潟港佐渡汽船乗り場 
○参加費:一般20,000円、学生15,000円(この中には往復のフェリー代が含まれています。学生・青年で教会に通っている場合、教会から参加費支援を受けられる場合があります。それぞれの教会に相談してみてください。佐渡汽船乗り場までの交通費、銭湯代1回400円等は各自で負担してください。佐渡島内からの参加者は一般16,000円、学生11,000円。基本は共同生活ですが、近所の旅館から通いでの参加を希望する場合はご相談ください。その場合宿泊費が別途必要になります。)
○持ってくる物:参加費、健康保険証の写し(あれば)、洗面用具、水筒、帽子、動きやすい服装・靴、シーツなど。
○内 容
紛争解決・平和構築ワークショップ  M・ローゼンバーグ(1934~2015年)に習い、「観察」「感情」「必要」「要求」の四要素に注目し、遠慮しすぎることなく、強要もしない、新しい言葉の使い方を身につけます。また役割練習などを通して、対立、争いを破壊的なものから建設的なものへと転換する道を探ります。 
聖書研究 進行=三村 修(佐渡教会) 非暴力コミュニケーションの観点から、改めて聖書を読んでみましょう。 
共同生活  宿泊は佐渡教会です。「誰が何を必要としているのか」「私に何ができるのか」を考えながら、共に生きることを相互に学びます。キリスト教の伝統による黙想、食前の歌・祈りがあります。

参考文献 
①マーシャル・B・ローゼンバーグ著、安納献監訳、小川敏子訳『NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法』、東京、日本経済出版社、2012年。
②ベン・マイケルセン著、原田勝訳『スピリットベアにふれた島』、東京、鈴木出版、2010年。

○会場・お申し込み・お問い合わせ: 〒952-1313 新潟県佐渡市八幡町256 日本基督教団 佐渡教会気付  三村 修   電話 0259-57-2359 ファックス  020-4622-0359 申し込み締め切り:8月22日(先着順)
○主催:日本基督教団新潟地区世界宣教委員会 (住所:〒952-1313新潟県佐渡市八幡町256 日本基督教団佐渡教会内)
☆日本キリスト教団新潟地区世界宣教委員会は、引き裂かれた世界の和解に仕える教会の使命を果たすための活動を展開しています。